【体験談あり】僕の人生を変えた「YCKプロジェクト」について徹底解説しました
目次
【体験談あり】僕の人生を変えた「YCKプロジェクト」

この記事を読むメリット
- YCKプロジェクトが何を目指しているのかわかる
- YCKプロジェクトがどんな活動をしているかわかる
- YCKプロジェクト体験者の本音が知れる
「YCKプロジェクトってなに?」とよく聞かれます。
YCKプロジェクトについて「知らない、よくわからない」と感じている方も多いかと思います。ということで、今回は、「YCKプロジェクトのことをよく知らない方」へ向けて記事を書こうと思いました。
この記事を書いている人

- 2019年に吉城高等学校理数科を卒業
- YCKプロジェクトで2年間副リーダーを務める
- 活動の経験を活かし、東京や海外で活動中!
YCKプロジェクトを2年間経験した人
- 山村一颯(やまむら いっさ)と申します。
- 高校時代に、YCKプロジェクトメンバーとして2年間活動しておりました。
- 今回は、「YCK」について興味を持ってもらえるきっかけになればと思います。
「YCKプロジェクト」ってなに?

YCKプロジェクトとは、「吉高地域キラメキプロジェクト」の略称です。
- 吉高地域キラメキプロジェクト
- =YOSHIKI CHIIKI KIRAMEKI プロジェクト
- =YCKプロジェクト
YCKは、「吉城地域キラメキ」の頭文字をとっています。
【実績】文部科学大臣賞表彰

- 2017年:「ふるさと教育表彰」で優秀校に
- 2018年:「文部科学大臣表彰」
この取組は、保護者の方や地域の方々にも少しずつ理解されるようになりました。
さらに、県・全国から高く評価されるようになり、 2017年には、県の「ふるさと教育表彰」で優秀校になりました。
平成30年度(2018年)には、「文部科学大臣表彰」を受けました。
「YCKプロジェクト」ができた理由

- 持続可能な社会づくり
- 主体性
- 生きる力を磨く
現在、少子高齢化やグローバル化が進展する中で、世の中は大きく変化しています。その中で、わたしたちや次の世 代の子どもたちが、幸せに生きていくためには、これからぶつかる課題や問題を解決し、「持続可能な社会」を創り上げていく必要があります。
吉城高校(私の母校)は、身近な地域の課題を発見し、主体性(自分たちで考える・行動する力)を持ってその課題解決に取り組むことで、自身のキャリア(生き方、 在り方)を考え、生きる力を磨くことを目的として、「YCKプロジェク ト」を進めています。(吉城高校HPより一部引用)
つまり、「自分の頭で考える子どもたちをもっと増やしていこうよ!」ということだと思います。そもそも、人口が減り、子どもたちが減っている中で、これからの日本や地方を支えていく子どもたちは何よりも私たちの宝物です!
そのためには、暗記やテストができる子ではなく、自分で考えて、問題を解決していく力が必要なんです。
「YCKプロジェクト」の内容

「YCKプロジェクト」は、事前学習や振り返りによって活動の意義を明確にするなど、参加者数や活動の幅を広げ、内容も充実しています。(吉城高校HPより引用)
個人的には、普段の授業ではできないような体験ができたり、いろんな分野の人の話が聞けて面白いと思いますよ!私にとっては、普段の授業のストレス発散になっていました(笑)。
「YCKプロジェクト」の4つの活動

- リーダー活動
- 特別プログラム
- 総合学習
- 教科学習
「YCKプロジェクト」の大きく4つの活動があります。
私の経験も踏まえながら、1つずつご紹介していきますね!
①地域課題の解決に挑戦する「リーダー活動」

【体験談】「三寺まいり」を盛り上げよう!
- どうやったら盛り上がるかな?
- だれをターゲットにしよう?
- 雪の中どうやったら人が来てくれるかな?
2017年の活動には、私は「YCKプロジェクト副リーダー」として参加していました。
「三寺まいりを盛り上げよう」というミッションを掲げ、メンバーと一緒に「どうやったら盛り上がるのかな?」「誰をターゲットにする」などと話し合いを重ねました。
当時、ホームルームが終わった後、家庭科室に走っていき、企画や話し合いをするという忙しい日々を過ごしていたのを覚えています。
しかし、YCKプロジェクトの中でもこのプロジェクトの企画は特に楽しんでいました。
当日は、小学生へのクイズをつくり、わかりやすいように伝えることに苦労しましたが、それに向き合ったことで自分の成長を実感し、自分たちの地域のことを知ることができました。
また、当日は「大洞呉服店さん」に着物を着付けてもらい貴重な体験をすることができました。
円光寺住職さんより
私自身も一員だと感じた。 地域の方を巻き込むことによって、地域の方の意識も大 きく変わると思います。こういうことがなかったら、私 には関係ない、坂の上の高校だったでしょう。でも、生徒が三寺参りを視点にして下さったので、吉城高校が身近に感じられました。私にとって、全く『外』のものが 『中』、地域のものとして受け入れられたのだと感じま した。吉城高校に通っている生徒が、地域の『中』でい ろいろと勉強できていると感じてくれれば嬉しいです。 (吉城高校HP)
②体験からいろいろ学べる「特別プログラム」

- 和光園交流会
- 清掃活動
- 絵本の読み聞かせ会
- 飛騨市長による夏の特別補習講座
- 小学生サイエンス教室
特に思い出に残っているのは、「台湾へのホームステイ」です。
【体験談】台湾へのホームステイ

台湾新港郷でのホ ームステイ体験で、 世界に対する視野が広がりました。
私は、このプログラムがはじまった最初の年に、1期生として「1週間のホームステイ」をしました。
最初は、初めての海外で英語も話せなかったので緊張していましたが、台湾の人たちが空港で暖かく出迎えてくれたので、緊張がほぐれました。
ホームステイでは、台湾の家庭へ吉城高校の先輩と2人でお邪魔することに。お父さんがブラックコーヒーを淹れてくれたり、お母さんがマンゴーを切ってくれたり、僕と同じ歳の長男の子が英語を教えてくれたり、とても楽しい毎日でした。
また、台湾の料理は美味しく、お寺など日本と似ている文化がありました。英語は少し話せるようになりました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、最後は涙のお別れでした。この時間は、今でもとても大切な思い出です。
⬇︎台湾に関心がある方におすすめです。
③総合学習
- 特定外来植物防除
- 災害図上訓練
- キャリア教育講座
- 探究のプロセス
- 地域の大人と語ろう会
- 飛騨市内企業説明会
【体験談】大人と語ろう会
- かっこいい大人たちに出会える
- 面白い大人たちに出会える
普段は、学生どうしで話すことが多い高校生時代。大人と言っても、親、近所の人、先生ぐらいでしょう。大丈夫です。私もそうでした。
実際に参加してみると、今まで出会ったことのない大人たちの話を聞いたり、自分のことを話すことができました。そこから、飛騨には面白い大人たち、かっこいい人たちがいることを知り、「自分はどんな大人になりたいか」、「自分の意外な長所や考え方」を考えるきっかけになりました。
④教科学習
- 古川祭英語観光案内 (英語科)
- 救急救命講習 (体育科)
- 保育園との英語交流会 (英語科)
- 福祉人材育成 (家庭科)
【体験談】英語観光案内
観光地である地元には多くの外国の方々が訪れます。
そこで、授業で学んだ英語を、地元を外国から来た方々に案内するという「英語観光案内」という活動がありました。当時の僕は、英語が得意ではありませんでしたが、友人の誘いで参加してみることに。
先生が、総合の時間に「観光で使うフレーズ」を練習する時間を作ってくれて、授業で学んだ英語を使って外国人観光客に祭の魅力や地元の情報を伝えます。
実際に英語を使う貴重な体験ができ楽しかったです!
英語に関心がある方におすすめです。
【体験談】岐阜県地域学校協働フォーラム

2019年2月19日岐阜市のOKBふれあい会館において「岐阜県地域学校協働フォーラム」が開催されました。
今年度、「文部科学大臣表彰」を受賞した県内4つの小中高校が、県内教育関係者及び行政関係者を対象に先進事例として発表をしました。
- 鈴木泰輔キャリア推進部長
- 関口祐太キャリア教育コーディネーター
- 3年生でYCKリーダーや台湾研修に参加した私
先輩たちと一緒に、私もプレゼンテーターとして「YCKプロジェクト」を紹介させていただくことに。
多くの参加者を前に、鈴木教諭からは覚悟とサポートの大切さ、何のためにやるのかを明確に、失敗の体験も共有し、生徒の成長を支え喜ぶ体制の重要さを、関口コーディネーターからは活動の詳細と共同体感覚についてを、山村君からは相手の思いを聞いて理解した上で行動することの大切さを伝えました。YCKプロジェクトは多様な人々が共働することで生徒の成長と地域の活性化に貢献します。今後ともご理解とご支援をお願いいたします。(吉城高校Facebook投稿より)
まとめ

- YCKプロジェクトは、吉高地域キラメキプロジェクトの略称
- YCKは「吉城地域キラメキ」の頭文字
YCKプロジェクトができた理由
- 持続可能な社会づくり
- 主体性
- 生きる力を磨く
YCKプロジェクトの4つの活動
- リーダー活動
- 特別プログラム
- 総合学習
- 教科学習
何を学ぶにも、楽しく学ぶことが一番だと思います。
それが継続につながり、本人の成長につながります。
YCKプロジェクトに興味を持ってくれたら嬉しいです。
以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
⬇︎教育・学習に関してこちらもどうそ。